2025/06/18

Taiwan Today

外交

蔡英文総統、レーガン大統領財団・研究所訪問団の表敬訪問受ける

2023/10/25
ロナルド・レーガン大統領財団・研究所の訪問団による表敬訪問を受けた蔡英文総統(写真中央)は、レーガン元大統領の台湾支持を継承する訪問団へ謝意を表した。(中華民国総統府ニュースサイトより)

蔡英文総統は24日午前、米国の「ロナルド・レーガン大統領財団・研究所」訪問団による表敬訪問を受けた。蔡英文総統はあいさつでまず、同研究所とデビッド・トゥルリオ(David Trulio)代表へ謝意を表した。蔡英文総統は、今年4月に自身が米ロナルド・レーガン大統領図書館を訪問した際に熱烈な歓迎を受けたことや、同財団が外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(外相)や台北駐米経済文化代表処(台湾の駐米大使館に相当)の蕭美琴代表(駐米大使に相当)を度々フォーラムや講演に招いていることなどについて深く感謝した。以下は蔡英文総統のあいさつ要旨。

ロナルド・レーガン元米国大統領は生前、台湾の忠実な友人だった。近年レーガン図書館を2度訪れ、レーガン元大統領の理念をさらに理解した。レーガン元大統領が示した台湾安全保障に対する「6つの保証」は、今も台湾と米国が交流を行う際の重要な基礎で、台湾海峡の平和と安定を維持するための重要な基盤ともなり、レーガン元米大統領が掲げた「力による平和」戦略は台湾に大きな影響を与えた。

権威主義の拡大に直面して、台湾は引き続き国防力の向上、民主主義パートナーとの協力強化が必須となる。台湾は近年、積極的に自衛力強化を推進しており、軍用機や潜水艦の自主建造が着実に成果を上げている。米国政府が台湾への武器売却の常態化を目指し、二国間安全保障パートナーシップを深化させたことに感謝している。

民主主義と自由は台湾と米国が共有する価値観で、両国は地域の繁栄と平和のために共同で努力している。訪問団のメンバーは、レーガン元大統領の志と理念を継承し、訪問を通じてさらなる協力機会を見つけられるよう期待している。両国が協力して友好を深め、国際社会にさらに大きな貢献が果たせるよう望んでいる。

一方トゥルリオ代表は、「レーガン元大統領はかつて、どの国も独自の文化的特徴を持っているが、同時に自由への愛によって密接に結びついている。『民主主義は我々の運命であり未来であり、未来を守ることは共同責任だ』と世界に訴えた」と説明した。

トゥルリオ代表によると、今回の訪問は、レーガン元大統領の台湾に対する確固として揺るがない支持を継承していることを示すもの。レーガン元大統領は1971年、当時のリチャード・ニクソン米大統領の特使としてアジアを訪れた際、台湾にも立ち寄り、蒋介石元総統と会談した。レーガン氏は当時、中華民国の防衛に対する米国政府の約束を重ねて表明した。1978年、再び台湾を訪問したレーガン氏は、「台湾は繁栄し成功した社会だ」と称えた。

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